発達2児と定型2児。4児の母のつれづれ

4児の母です。子どもたちをどう伸ばすか、育てるとはどういうことか、つれづれなるままに書き綴ります。長男・高専2年(書字障害、のび太)、長女・中3(不安気質な定型、出来杉)、次女・中1(コミュ力高く、情緒安定しまくり定型。ドラミ)、次男・小3(支援級、知的なしASD、バケラッタ)。

言葉が遅いお友達との付き合い方

お友達Nちゃんとケンカをする長女

長女(小3)は、我が家で、よく仲良しのNちゃん(小3)とケンカをします。

母、ケンカもコミュニケーションのうちだと思って、4月からずっとおおらかな気持ちで接してました。

2人のケンカについては、特に仲裁もせず、もちろん気にかけてはいますが、別室で自分の仕事をしています。

もう3年生にもなるので、ケンカは自分たちの力で解決しては、とよほどのことが無い限り、仲裁はしません。

 

だいたい、ケンカまでの過程は同じです。

 

1 Nちゃん、ネガティブ発言
(外で遊ぶの嫌だ、LEGOいやだと、一つひとつの行動に「嫌だ」が入る)
  ↓
2 長女、イライラする&言い返す
  ↓
3 Nちゃん、さらにネガティブ発言
  ↓
4 長女、爆発

 

 

友達のNちゃんは、言葉の発達が遅い

実は、友達のNちゃんは、通級指導級に通っており、言葉の発達が遅いそうです。

 

詳しくはわかりませんが、おそらくこんな風ではないかと思われます。

 

・感情の表現力が乏しく、複雑な感情が、すべて「嫌だ」で済ましている。

・その長年の習慣で「嫌だ」が口癖になってしまっている。

 

 

「嫌だ」の中にある本質

Nちゃんの「嫌だ」の本質は、ほぼこの3つくらいだと思いました。

特に、1番が8割方を占めています。

 

1 苦手だから

もともと不器用なようで、「苦手」や「できない」が多いのです。

この場合、「苦手だからできないの。教えて」とか、「苦手なの・・・」とかに置き換えれば、相手に悪い印象を与えないと思います。

 

2 自分のしたいことがある

この場合、「私は、○○が好きだから、○○がしたいんだ。」とか、「こっちが面白いよ、○○、一緒にやらない?」と置き換えれば前向き!


3 注目されたい

皆さんの周囲にも、ネガティブ発言をする人に、無意識に合わせてたり、構ったりしていることってないでしょうか。

ネガティブ:「外に行くの嫌!」

自分:「仕方ないなぁ、じゃ、家においでよ」


という感じ。
ネガティブ発言を発言をすることが、本人の利益になっているんです。
本人もそれを学習して、さらに発言が多くなる。そして、だんだん相手をコントロールしてゆくのではないかと思います。


この場合、ネガティブ発言は、
 1 本人にまったく利益がないことを伝える
 2 発言が出ても、相手にしない、無視する

とするしかないと思うのです・・・。

ただ、Nちゃんにこの3番の部分があるかと思えば・・・あるようなないような。
我が子ではないので、そこまではわかりません。

親として、長女にどう諭せばいいか

実は、このケンカ、本当にあまりにも頻繁。

 

さすがに私のような大人でも、発言が嫌になるほど頻繁なのです。
長女に爆発しないように我慢を強いるのは難しいと思いました。

また、Nちゃん自身に変わってもらうことも難しいとも思っています。

 

長女自身が変わらないと、収まらないのです

 

やっぱり、ここで輪をかけてネガティブ発言にならないよう、「軽く受け流す」という付き合い方があるのではないかと思いました。

 

1 Nちゃん、ネガティブ発言
  ↓
2 長女、イライラする&言い返す

 

ここで言い返すのを止めるんです・・・!

トゲトゲ言葉(※)を使わないようにするんです・・・!

 

 

でも、これまで、「トゲトゲ言葉は使ってはいけません!」と何度も言っても伝わらなかった長女。
私の諭し方にも問題があるのかも、と、別の方法を使ってみました。

 

 

トゲトゲ言葉を使ってしまう「理由」を考えさせてみた


「トゲトゲ言葉を使ってしまう理由を考えてみて」

と本人に考えさせてみたんです。

 

すると・・・

 


翌日から、ケンカがなくなりました。イエイ!

 

Nちゃんの「嫌だ」発言はありますが、そこに乗っからない長女の姿があったんです。

 

 

気づきを与えて、考えさせる

 多分ですが。

一度、自分自身で、自分の行動を考えさせることによって、自分を客観的に見ることができたのだと思います。

もしかしたら、トゲトゲ言葉を使っていたときは、自分がトゲトゲ言葉を使っていることさえも気づいていなかったのかもしれません。

 

長女:「あの時、トゲトゲ言葉を使っていたんだ・・・」

   「自分はどうすればいいんだろう・・・」

 

これらを考えたんだと思います。

 

何度も叱ったり、諭したけれども・・・

 

気づきをあたえ、どうすればいいか考えさせる

 

・・・これが一番の近道なのでした。

 

 

(余談)ケンカは続くよ、どこまでも・・・

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子どもたち作・バースデーケーキ!

 

そして、先日、Nちゃんらお友達を招待して、長女の9歳の誕生会を開きました。


ですが・・・ここで2人は、大喧嘩。

今度は、Nちゃん自身のコミュニケーション不足の問題。

次はどう諭せばいいかなぁ。難しい!
解決しては、次の問題が・・・そんな日々です。



(注※)トゲトゲ言葉

ちなみに、↑この言葉、参観日の道徳の授業で、先生が使っていた言葉でした。

「小3の子どもに伝わりやすい、いい言葉だなー」と思い、使ってみました。
「文句」とか「悪口」という言葉より、本人にストンと伝わっていました。

授業参観で得た収穫!
今後も、いろいろ見ておこう!!