得意なものの探し方。その芽は、年中あたりから芽生えていた
プログラミング好きの長男ですが、なぜ好きなのかを尋ねてみました。
「プログラミングは、楽しくてしょうがない。
中学の勉強はまったく楽しくなかった。義務なのはわかるけど、一向にやる気がおこらない。なぜしなくてはならないのか、意義を見いだせない」
と返ってきました。
勉強は、脳が喜んでおらず、まったく動いていない
ということなのですが、これ、ASD系のお子さんがいる方には、ほんとによくわかっていただけるはずです。
脳が喜ぶ。
今から思うと、その、脳が喜んでいるシーンは、かなり以前から出ていました。参考になればと思い、自分の思うところを書きます。
- 絵本「はしれ!たくはいびん」の宅配ルートが大好き(年中)
- ごみ処理場の、燃焼フローが大好き(年中)
- 新幹線のルートと停車駅、大好き(年長)
- 加工食品の原料から仕上がるまでが、大好き(小1)
- ルービックキューブ大好き(小3)
- 自転車で冒険大好き(小4)
- 迷路を書くのが大好き(小4)
- 歴史大好き(小4)
- 電子回路大好き(小5)
共通点、わかるでしょうか?
フローがあるものが、大好きなのです!
しかも動画的な流れでなく、静止画的な、紙の世界のフローなのです(ダンスを覚えたりは苦手)。
高学年あたりかな、パワーポイントの発表があったとき、説明文や感想はなく、矢印のフローが多かったのを思い出しました。
彼の脳回路は、フローにしてゆくことが好きなんだと思います。
逆に、感情を文章化する回路が、弱い。
プログラミングもフロー。
誰かが教えなくとも、勝手にプログラミングを学んでゆくのは、かなり以前から基礎・土台があってのことだったんだと思います。
最初の、宅配ルートが芽で、そこから、樹木のように、複雑なものへと対象が移り変わってきている、というイメージです。
得意なことを見つけたいとき、興味の対象(ルービックキューブとか)を見るのではなく、本質を見極めるとよさげなのですが、正直、ほんと、見つけるのは、なかなか難しかったです。
ただ、毎日、接していると、本人が自然にヒントを出したりしてます。
ですが、まず、得意なものに、引っかかることはほとんどなかったです。
一つ、挑戦させてみて、ダメだったとしても、ダメなのは、当たり前。腹をたてたり、やっぱりうちの子はできないんだ……な考えは、いけません。
ここ、ほんと、期待しないこと、大事です!!
私は、5つチャレンジして、一つヒットしたらもうけものでした。
さらに、得意に引っかからないとき、イライラしてしまうので、一つあたり1000円前後、最大5000円のコストとしていました。あまりにお金をかけすぎると、イライラするので。
参考になれば、と思います。