発達2児と定型2児。4児の母のつれづれ

4児の母です。子どもたちをどう伸ばすか、育てるとはどういうことか、つれづれなるままに書き綴ります。長男・高専2年(書字障害、のび太)、長女・中3(不安気質な定型、出来杉)、次女・中1(コミュ力高く、情緒安定しまくり定型。ドラミ)、次男・小3(支援級、知的なしASD、バケラッタ)。

書けないなら、写真で賞をとろう!

学校の枠外での、賞をねらえ!

小学校時代、一度は何か表彰される・選ばれる、ってことがあったと思います。

 

長男の同級生には、ピアノが全国一の天才少年がいますが、学校では、毎回、ピアノ伴奏をしているわけではありません。時に、その席をゆずって、他の子が伴奏していることもあります。

 

天才少年が演奏すれば、もちろん、すごく合唱自体の出来が違います。でも、ここは教育現場、いつも同じ子が演奏するわけでなく、他の子にもチャンスがあるわけです。

 

 

でも、、、そうした学校生活でも、長男は、選ばれることはないです。

なぜなら・・・

 

・文字がかけない(自由研究、書道系却下)

・不器用だからピアノもできない。歌も下手(音楽系却下)

・運動(特に粗大運動)も苦手(スポーツ系却下)

 

つまり・・・ないのです。

な~い!

 

このまま、小学校を卒業してしまうことになるのか?!

 

 

 

母、考えました。

 

だったら、学校の外で探せばいい!

 

 

母、考えました。

だったら、写真だ!

 

書かなくてもいいから。

 

 

撮った写真を投稿してみよう

幸い、望遠鏡に興味がある時期で、自宅からカメラで、望遠鏡で月の写真をいっぱい撮影していました。自転で月は動くし、専属のカメラ機械もないので、接眼レンズにカメラをつけて撮影する方式(笑)

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こんな撮影なので、手振れだらけ、失敗だらけなので、何百枚もありました。

 

その中には、満月の中に電線が入ってしまった変わった写真、天体写真家さんだと失敗写真になるものがありました。

「おもしろい~」と長男、お気に入りだったのです。

 

「せっかくだから、このおもしろい写真を何かに投稿してみない?」と長男に提案してみました。

 

探して見つけた投稿先が、雑誌『子供の科学

 

ここの「読者の写真コーナー」に、長男、ためしに投稿してみました。

雑誌の投稿も、最近では、ネットで応募できます。長男自ら、パソコンから、投稿しました。

パソコンは、得意。書く作業がないので、得意なのです。ここもポイントでした!紙での投稿だったら、苦戦していたはずです。

 

 

びっくり!写真が入賞した!

1か月半後。

なんと、その写真が入賞したのです。雑誌に掲載されていました。

 

長男、大喜び!

しかも、天文に詳しい方がいうには、「『子供の科学』は、なかなか掲載されるのは難しい」のだとか。

 

この時期は、小2の長女がいろんな賞をもらってくる時期と重なっていたこともあり、「自分もできるんだ」と相当な自信になりました。

 

 

こうした一つひとつの積み重ねが、自信と成長につながってゆくのだな、としみじみ思った出来事なのでした。

 

 

採用されなくても、「投稿する前向きな気持ち」を尊重したい

投稿しても、結果が思うようにいかないこともあります。

初めての投稿に、たまたま結果が出ただけで、「投稿する前向きな気持ち」が大事かと思っています。

 

だって、選者も人間。

それぞれの主観で選ぶものだから、本人が「いいな」と思うものでも、選ばれないことだってあります。

 

とにかく、前向きな気持ちを褒め、結果に期待しないこと、肝に銘じておきたいと思います。

 

 

 

世の中の書字障害をもつお母様方、「写真」はおすすめです! 

 

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望遠鏡で撮影すると、いろいろ反転します。画像を加工して投稿するパソコン操作も、勉強のひとつ!