母、こっそり宿題をする(左手)
苦戦した「漢字の宿題」
(3年生の頃のお話です。)
漢字の宿題は、本当に苦戦しました。
当時の先生が、「間違えたら、1P漢字を書いてくる」という、”何度も書いて覚えさせる”という方式だったのです。
もちろん、先生の方式を否定するつもりはありません。
私自身も、書いて覚える派です。普通の子は、書けば書くほど覚えらえるものだと思います。
でも・・・。
彼は、書いて覚えられなーい!
むしろ、苦痛。逆効果・・・。
当時は、こうしたことが私自身もわかっていませんでした。
頭では知ってはいるのですが、本心から理解していなかったのです。
先生にきっぱりできないと降参すればよかったのですが、それができなかった。 まだ、書字をあきらめられない自分がいました。
そこで、漢字ノートを前に困っている長男を見て、母、ひらめきました。
そうだ、私が左手でかこう!
母がこっそり仕上げててもええんちゃう・・・?
母がこっそり仕上げることに、抵抗はありました。
<抵抗してしまう理由>
・宿題ができないのも、本人の責任
・過干渉
でも、こうしたことも考えました。
・サンタクロースを信じてる年齢。いつの間にか、宿題が仕上がっていても、「長男がやったんだね」と母が言えば、「あ、宿題してたんだ~」と信じてしまいそう
・逆に、本人に母がやるところも見せてもええんちゃう?「2人の秘密」ということにしておく
・朝から、宿題を提出できない後ろめたさを、ずっと引きずって学校にいるのも、どうなのか
・その代わり、別のところで、過干渉にしないでおくのとよい
というわけで、左手で宿題をしました(笑)
これがなかなか難しかった!
・・・懐かしい思い出です。
※後日、担任の先生には、左手で宿題をしたこと、こっそり伝えました。