発達2児と定型2児。4児の母のつれづれ

4児の母です。子どもたちをどう伸ばすか、育てるとはどういうことか、つれづれなるままに書き綴ります。長男・高専2年(書字障害、のび太)、長女・中3(不安気質な定型、出来杉)、次女・中1(コミュ力高く、情緒安定しまくり定型。ドラミ)、次男・小3(支援級、知的なしASD、バケラッタ)。

「黒板がよく見えないんだよ・・・」の重い言葉

心の声を表現するのが苦手な長男が、発した一言

長男は、自分の気持ちを表現するのが苦手です。

 

例えば、「運動会、どうだった?」の質問には、

「わからない」

「たのしかった」

「よかった」

小1レベルの形容詞系の返答が返ってきます。

 

 

そんなある日。

彼が、板書について、一言いったのが印象的でした。

 

母 「黒板、ちゃんと見えてる?」

長男「わからない」

母 「文字が見えてる?」

長男「うーん、どうだろう??」

 

どう見えているのかなんて、他人と比較したことがないから、ある程度、表現できないのは仕方ないです。

質問を具体的に変えます。

 

母 「先生の書いている文字って、漢字とか見える?」

長男「うーん、、なんだか、黒板がよく見えない

 

 

このとき、座席はクラスの最前列。

眼鏡も調整したばかりで、視力のせいではありません。

 

「やっぱり・・・。ようやくその言葉を言ってくれたか!」と思ったのでした。

 

 

遠い世界、特に板書は、グニャグニャしているか、視点が定まらないのかも・・・

長男は、遠いところの文字を書き写すのが苦手です。特に、板書

 

ですが、机の上の教科書をノートに写すことはできます。

おそらく、彼の脳は、遠い場所の世界は、グニャグニャしてるか、視点が定まらず、はっきり読めないのかもしれません。

 

 

私も、大学生のころから、ときどき偏頭痛になっていました。学生の頃は、目がチカチカするせいで、大教室の黒板が見えづらかったです。一部が見えないので、焦点も合いにくく、当然、板書なんてできず、ただ聞くだけだったように思います。

そういうのが日常にあるのではないかと想像しました。

 

大学生にでもなれば、授業の板書は、スマホで写メすればOK。 

会社員でも、会議の板書は、スマホで写メすればOK。(私もやってる)

 

でも、小中高とはなかなか難しいだろうな、と。

これは大変だなぁ、としんみり思ったのでした。

 

 

 

 

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「ら」じゃないです、「つり」です。

名前や学年を書くときは、パニックになったよう。文字が荒れています・・・。