「黒板がよく見えないんだよ・・・」の重い言葉
心の声を表現するのが苦手な長男が、発した一言
長男は、自分の気持ちを表現するのが苦手です。
例えば、「運動会、どうだった?」の質問には、
「わからない」
「たのしかった」
「よかった」
小1レベルの形容詞系の返答が返ってきます。
そんなある日。
彼が、板書について、一言いったのが印象的でした。
母 「黒板、ちゃんと見えてる?」
長男「わからない」
母 「文字が見えてる?」
長男「うーん、どうだろう??」
どう見えているのかなんて、他人と比較したことがないから、ある程度、表現できないのは仕方ないです。
質問を具体的に変えます。
母 「先生の書いている文字って、漢字とか見える?」
長男「うーん、、なんだか、黒板がよく見えない」
このとき、座席はクラスの最前列。
眼鏡も調整したばかりで、視力のせいではありません。
「やっぱり・・・。ようやくその言葉を言ってくれたか!」と思ったのでした。
遠い世界、特に板書は、グニャグニャしているか、視点が定まらないのかも・・・
長男は、遠いところの文字を書き写すのが苦手です。特に、板書。
ですが、机の上の教科書をノートに写すことはできます。
おそらく、彼の脳は、遠い場所の世界は、グニャグニャしてるか、視点が定まらず、はっきり読めないのかもしれません。
私も、大学生のころから、ときどき偏頭痛になっていました。学生の頃は、目がチカチカするせいで、大教室の黒板が見えづらかったです。一部が見えないので、焦点も合いにくく、当然、板書なんてできず、ただ聞くだけだったように思います。
そういうのが日常にあるのではないかと想像しました。
大学生にでもなれば、授業の板書は、スマホで写メすればOK。
会社員でも、会議の板書は、スマホで写メすればOK。(私もやってる)
でも、小中高とはなかなか難しいだろうな、と。
これは大変だなぁ、としんみり思ったのでした。
「ら」じゃないです、「つり」です。
名前や学年を書くときは、パニックになったよう。文字が荒れています・・・。