鉛筆に慣れるための、トレーニング
これまで、書字障害へのいろんなトレーニングをしてきました。
学校の発達アドバイザーの方からのアドバイスや、療育センターの先生、父母の両祖父母(元小学校教師)らの意見で、いろいろチャレンジしてきました。
が・・・!
なかなか難しかったです。
ってか、できるようになっているのは、単純に成長に合わせてできるようになっただけで、トレーニング自体のすごい効果はなかったような気がします。
そうした「効果ないかも」という失敗経験こそが、次の取り組みにつながるんだと、前向きにチャレンジしてきました。
いろいろやったよ、書字障害のトレーニング
〇やら△の中に、はみでないように線を書く
私が小2の頃の朝会でひたすらさせられていた、鉛筆に慣れるためのトレーニングです。こんな感じ。
(効果)★☆☆☆☆
単純だし、つまらなったみたいです。。数日でやめました。
大好きな小説を毎日、皆書きする(小4時、7月頃)
ムーミンシリーズの単行本が大好きだったので、そのシリーズを書き写す、という宿題を約1か月、チャレンジしました。翌日、先生が◎を入れてくださるというおまけつきです・・・!
(効果)★★☆☆☆
鉛筆を折ってしまうことが判明
はじめてこれに取り組んだとき、鉛筆をたくさん折ってしまっていました!
つまり、筆圧の加減を知らなかったのです。
さすがの私も、これには衝撃を受け、次の日には2ダースの2B鉛筆を購入しました。
「大好きな小説」を使ったことは大成功
大好きな小説を書き写すのは、お気に入りだったようで、1か月、頑張って取り組んでいました。好きこそものの上手なれ、です。
ですが、ご存知かもですが。
ムーミンの単行本は、かなりの長編!途中で挫折、というか別の興味あることにシフトしてゆきました。
2 「グレーゾーンの子どもに対応した作文ワーク」をする(小4時、11月頃から)
義理父にすすめていただき、チャレンジしてみました。
毎日、1ページか、2ページづつコツコツと続けてゆきます。
(効果)★★☆☆☆
ですが、、、作文コーナーになるととたんに、苦手意識がでてしまい、一切、手をつけなくなってしまいました。他のものに興味が移ってしまった、もっと効果のあるトレーニングをはじめたから、というのもあります。
今は、保留になっています。
3 漢字ノートは、本人がなぞれるように、母が薄字で書いておく(小3時)
小3時は、「漢字の宿題は、あらかじめ、私が薄字ですべて書き」、「本人がそれをなぞって書く」ことに徹しました。これ、相当、母の根気がいります。
全文を薄地で書くのは大変!途中からは、漢字だけ薄字で書いたりも。ひらがなやカタカナは空白。
(効果)★★★★★
この薄字対策、効果的でした。
兄弟が多い我が家は、少しでも一人に時間を割いてあげると喜びます。あと、一生懸命親がノートを書く姿を見せることで、勉強への姿勢を見せることもできました。
こんな感じ。
この方法で先生から、憧れの花丸を初めてもらったときのもの。とっても喜んでいました。頑張った!
書字障害の子は、文字がはみ出ることが多いです。
まずは、はみでないような文字を書くトレーニングをさせました。
大量の漢字宿題は苦痛。左手で私が宿題をしたりもしました
あまりに漢字の宿題が多いときは、こっそり夜中に左手で私が宿題をしてあげてました。本人もどこまでやったのかなんて、覚えていません。翌日、平然とした顔をして宿題を提出していました(もちろん、先生には、私がしたことを伝えています)
4 ノートはできるだけマス目の大きいものをする、ハコ型の罫線があるもので。自由帳はNG
★★★★★
自由帳は、どこに何を書いたらいいのかわからず、パニックになってしまうので、一切、使わせませんでした。
また、縦線だけのノートも、文字の大きさの配分がわからなくなるので、NG。
正方形の罫線(できれば、破線で中央線が引いてあるもの)で、マス目の大きいものを買いました。
感覚的には、おすすめのリーダは、マイナス2学年下の子くらいのノートが適当ではないかと思います。
試行錯誤をしながら、これらの努力をしてきました。
とにかく、本人も成長をするので、途中で違うものにステップアップしながら、あれやこれやと、その時々に合うものを探していったという感じです。
ぜひ、参考にしていただければと思います。