wiscⅣを受けてきた
また、ひさびさのブログです。
次男、支援級申請のため、発達検査を受けてきました。
結果は・・・言語理解↑と処理速度↓で55も差異がありました。
全体平均は、特に問題のない範囲。
各項目の上下は、処理速度が一番低いだろうし、言語理解が高いだろうな、と思っていたので、想像通りでした。
ですが、数値としては、言語理解がここまで高いとは思わず、全体もそれなりに高かったので、予想より上を行っていました。
日頃から、たしかに喋る言葉・内容と、行動に、ちぐはぐ感を感じます。
とはいえ、これは強みにもなりうるので、今後、どういうものを伸ばしてゆけるか、模索してゆこうと思います・・・!
書字障害の長男。手書きの卒業文集は、トレース台とワード文書と原稿2倍拡大
書字障害の長男が6年生のとき、苦労した一つが、「手書きしかダメな卒業文集」!!
まさかの自筆!!手書き!!
難易度、たっか!
だいたい卒業文集というものは、12月冬休み前に校了となるらしいのですが、校了3日前に、「これ見て」と、とてつもない悪筆の校了原稿を持ってきたのです!
そもそも、文字サイズは、文庫本サイズですか?8ポイントですか?と思ってしまうくらい小さい。
長男は、小さい文字は、書けないし、書いたことがないし、ほんとに読めないのです!
母、びっくり仰天!
「これはまずい・・・」「もし50年後くらいに、まさかのノーベル賞とか獲ったりして、『小学6年生のときの文章』とメディアに出ることがあったら・・・だってイチローとか出回ってるしさ・・・」(あるわけない!)
とあれこれ妄想し、考えた対策がこちら↓
悪筆対策
- 原稿は2倍拡大で書く(先生からOKいただく)
- ワード文書をトレースする(教科書体が正統派で美しいかな?)
結局、ワード文書を原稿用紙の仕様にレイアウトするのが難易度が高く、母が書いてそれをトレースする方が早いとなりました。
そして、時は流れ、高校生になって・・・。
レポートが自筆でないと単位が取れないということがありました。
今回は、ワード文書でトレースしようということで。
トレース台を買いました!じゃーん!
ほんと、考えに考えた挙げ句、これしかないと、トレース台をアマゾンで購入しました。A4サイズのLEDトレーサーです(サクラ注意!サクラチェッカーで確認のこと)。
試しに、地図を普通のA4コピー用紙に透かせてみたのですが、こんな感じで、やすやすとトレースできます!
書字障害のみなさーん!
いいですよー!
6年生長男、鶴5100羽を授業中に折る
小中と、通常級に在籍した長男ですが、6年生のとき、授業中や休み時間に、5100羽の折り鶴を折っていました。
しかも、大々的に折れないので、普通の折り紙を8分の1サイズにしたものを折ったという凝りよう。
祖母が、それにとても感心し、千羽鶴にしたのがこちら。
「授業中とかに折って!(怒)」とかなりそうですが、私もかなり慣れてきたので、この程度では驚きません。そもそも、授業内容は頭に入っているようでした。
ここは、逆に
「手先の巧緻性がアップするから、エライ!」
「根気強くよく頑張った!」
と笑って褒めたりもしました。
授業への不適合を、自分から方法を見つけて適応したことは、あっぱれと褒めてやりたいです。
懇談会や面談のたびに、引き出しを開けると、あふれんばかりの大量の鶴が!
最後の懇談会は、ジップロック持参で回収しに行きましたよ!!
ちなみに、この千羽鶴、とある選挙の選挙事務所で飾られました。
中3受験生、龍安寺石庭になる
中3長女、内申ほぼオール5という、なかなかのドラミちゃん系女子なのですが、生来の不安気質を抱えていて、何かと不安になる女子なのです。
例えば、
「数学できない、どうしよう」(8割正解)
「明日の英語のスピーキング、やばい」(発音きれい)
など、枚挙にいとまがないです。なぜにそんなに不安になって短所を見つけだせるのか・・・なかなかの短所発見名人っぷり。
悩みは夜中10時くらいから、言い始めるのもお約束。母、待ってました、とひたすら傾聴したり、アドバイスをするわけです。
不安気質は、もう気質なので、生涯付き合うしかなく、うまくやっていかなくてはならないのですが、3年生を前に
「私、塾に行ってないから、できないんだ⤵️」
「塾に行けば、もっとできるはず⤵️」
と、塾に行けばタラレバ発言が増えてきました。
はい、塾に行かせてなかったんです。しかも、通信教育もせず。
長女の調査では、クラスのほとんどが塾に通っているとかで、さすがに探して通うことにしました。
課金スタートです!
バサバサバサ(お札が飛ぶ……)
が、しかし!!
いざ、通ってみると、あれ不思議。
いろんな学校の課題ややりたいことをする時間がなくなり、疲れ気味で風邪を引いたり、体調不良で学校を欠席したり……なんだか本末転倒になりました。
そう!
長女は、何でも風呂敷を広げてしまったら、ダメなタイプなのです。一つのこと(特に学校の何か)に真剣に取り組んで、考えを深めて、成長するタイプなんです(知ってたけどさ)。
本人も気付いていて、これはだめだと言い始めました。
そして、何度も話し合い、塾や通信教育は、すべて退会することにしました。
長女は、龍安寺石庭なのです!!(長女、修学旅行に行ったばかり)
平安時代あたりから池に島やら橋やらと複雑な庭へと進化し、周り回って、室町時代にシンプルに戻る・・・。
まさに、長女は、龍安寺石庭。
塾なし進学校という子は、必ずしも塾なしでも入学できる子ではなくて、「塾があるとキャパシティいっぱいになるから行けない子」も中にはいるのかもしれません・・・。
また一つ、新たな視点を、子どもから学びました。
長女の書き初め!
会話でなく、絵本から言葉を獲得する次男
次男の過去の話です。
保育園時代は、療育園(週1・親子通園)や児童発達支援(週1)などを使って、「少しでも普通の子になれば」と、必死でした。
母である私が、病んでいたせいもあるのですが、「自分がどうにか頑張れば、伸びるかもしれない」と信じていたのもあります。
今から思えば、本当にそれが成長につながっていたかどうか疑問ですし、ABテストのように検証のしようがありませんが、多分、いや、直感的に、これは合っているだろう、と思うことがあります。
それは、
次男は、「本から言葉を獲得している」です。
保育園の帰り道、図書館があるのですが、年中と年長の2年間、結構な頻度で、絵本を読み聞かせしました。3歳のころから、本への興味が強いように感じたからです。
1日2冊~5冊、30分~1時間はしていたかもしれません。おかげで、本を読む速度が早くなりましたし、語彙力が増えました(中1レベル)。ただし、それをどういうシーンで使えばいいかとかは、社会性が低い分、アンバランスな感じです。
ですが、これらは、もともと本人のもっている資質ありきで、たまたま母の方向性が一致して、花開いたものと思っているのです。
母の頑張りとか、関係ないのです・・・。
できないものは、どうあがいても、できない。
レディネスが揃ってないと、成長しないんですよね・・・。
これを、「DNAには勝てない」とか言ってます 笑
療育で必死になっていたあの頃の自分に、「頑張ってできなくても、自分のせいじゃないよ」と伝えたいです。
年長の頃。宮沢賢治が大好きで、何度も何度も「注文の多い料理店」を読み聞かせしました。名作は、子ども心にも刺さるのだと、改めて思いました。
裏返しの洗濯物は、そのままで
何度いっても、治らない長男の洗濯物の癖。
それは、「裏返し」。
でも、いいことに気づきました!
裏返しのままだと、2サイクル目で、自然に表になっているのではないかと。
さすがにシャツは元に戻っていましたが、下着と靴下については、こうなりました。
1日目、しっかり裏で洗濯
2日目、裏のまま着ているのを発見
3日目、ちゃんと表に戻ってる!
大成功!!
2日に1日は、ちゃんと着ている、つまり50%の高確率で正しいということで、めちゃくちゃOKです!!
「クラスでの障害児の世話役、しんどかったさん」に、勇気を!
障害者ネタのヤフーコメント等で、
「昔、クラスで障害児の世話役をさせられてて、嫌だった」
というあるある話。
数年前のうつ病だった私は、
「そうだよね、ごめんなさい、うちの次男も世話をかけてますかねぇ・・・(テンション↓)」
と弱気な気持ちにさせるものでした。
ですが、はっと気づいたのです!!
本人が「限界です、助けてください」と他人を頼る勇気を出せないことが、本当の問題では?と。
これは、障害のあるお友達の問題ではなく、本人の問題では?
と思ったのです。
世話役となる子は、生まれつき、「しっかり者」で「心優しい子」であることが多いと思われます。
社会性もあって、情緒も安定している子です。私のような発達界隈のママが羨望の目で見てしまう、憧れる子です。
そういう子だからこそ、これをチャンスに。
(1)「これ以上、世話をできない」と自分の限界に気付いて、
(2)勇気を出して、他人に頼ること
を学ぶべきと思いました。
ほんと、これができれば、社会性がさらに伸びそうです・・・。
かつての私もそうでしたが、これを聞いたら親としては、「世話係ばかりで、自分のことができないじゃない!学習の保証は!?(怒)」と違う方向に考えたと思います。
ですが、ここは、
(1)自分の限界がわかるようになってエライ!と褒め、
(2)頼れる人を見つけて、頼りなさい
というアドバイスをしたらいい!と発見しました。
で、実践する機会が、先日、やってきました!!
次女のクラスに、そういう子がいました。
「頼られているんだよね・・・」と愚痴る次女に、アドバイス。
すると、次女は「自分の気持ちとの付き合い方がわかったし、自分のできる範囲で、力になりたい」と一歩進みました。
頼るのが下手な次女に、頼るという勇気を学ぶ絶好の機会でした。
クラスのそのお友達の存在に感謝した瞬間でした。
インクルーシブというのは、こういうことなのかもしれません。