発達2児と定型2児。4児の母のつれづれ

4児の母です。子どもたちをどう伸ばすか、育てるとはどういうことか、つれづれなるままに書き綴ります。長男・高専2年(書字障害、のび太)、長女・中3(不安気質な定型、出来杉)、次女・中1(コミュ力高く、情緒安定しまくり定型。ドラミ)、次男・小3(支援級、知的なしASD、バケラッタ)。

道村式カードで漢字を覚える

 「書いて覚える」という常識を捨て去れー!

漢字は、本当に、大変です。

 

何度、書いても、覚えられず。

何度、間違いを指摘しても、点が1つ多かったり、線が1本多かったりするんです。

 

パソコンの変換で漢字を間違えることはないので、多分、頭の中では正解しているんだと思います。

 

でも、日本人である以上、ある程度の漢字を書くことから逃れられない!

 

 

長男は、覚え方が違う

ずっと思っていたのは、長男は、私(定型の人)と覚え方が違うということです。

 

 

<私(定型の人)の場合>

  1. 何度も書いて覚える
    鉛筆を使って文字を書きながら覚える

  2. 書き順も一緒に覚える
    文字を書くイメージを覚える

 

 

つまり、漢字を書きまくることで、書くイメージを覚えるのが普通の子だと思います。だから、漢字ノートの宿題があり、夏休みにも大量の漢字ノートを書かせたりするわけかと。

 

ちなみに、私は、ぼーっとしたときの癖なのですが、空中で指で何かを書いたりすることをしてしまいます。周りから見たら、ちょっと変な仕草。特に、英語のつづりを書くのが好き。

これは、「何度も書くことで記憶する」タイプの人だからだと思います。

 

 

ところが、書くのが苦手な長男は、そういう覚え方ができません。

 

<長男の場合>

  1. 書き順が違う
    漢字を映像として覚えているから。

  2. ときどき点や線が多かったりする、ときどき正解している
    視覚の問題で、書くときにミスをしているから。

  3. 「欠」が「ノ文」など、惜しい間違いが多い
    覚えるときに見間違えてるから

 

 

長男に合った覚え方は、「漢字をパーツに分解して、目で覚える」こと

 長男には特有の覚え方があり、それにあった学習法があると思いました。

 

漢字は、へんやつくりから、さらに細かく、意味あるパーツごとに分かれていて、その組み合わせで成り立っています。

その組み合わせを覚えれば、ちゃんと覚えられるんじゃないかと思ったんです。

 

ただ・・・!

毎日毎日、いちいち母がパーツに分けて、ノートにまとめるのも大変!!

だから、何かそうした教材はないかなぁとかねてから思っていました。

 

 

いろいろネットで探したもので出会ったのはこれ↓

 

 

「道村式漢字カード」

http://tenji-sien.net/shoucard.htm

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もともと、視覚障碍者の方に向けた漢字学習の教材だったそうですが、LDの子にも十分効果がでそうな教材です。

 

学年ごとに色に分かれているし、習う順番に番号が振ってあるので、便利。

 

例えば、長男が、頻繁に1本線を入れてしまう「易」ですが。

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このように、「日」、「勿」のパーツに分けてあってて、わかりやすいです。

 

4、5年生の漢字は、2、3年生の漢字がベースになってパーツをさらに複雑にしたものが多い印象です。

なので、「こうした教材に2、3年生の段階で出会っていれば、よかったな~」と思ったのでした。

 後悔先に立たず、ですが、5年生になっても、2、3年生の漢字には何度も出くわすので、そのときに、調べて覚えればいいわけです。

 

送料別、郵便振り込みで6学年セットで2860円。

印刷の関係で、ちょっと割高な気もするのですが、おすすめです。

 

 

おまけ・漢字クイズをすると盛り上がります!!

道村式カード、漢字クイズにすると、盛り上がるんです。

子どもたちに、口頭で出題をして、盛り上がってます。

 

漢字学習を遊びにする!

遊びをしながら、目で覚えるのが、長男には一番合っていると思います。

 

 

 

例えば、これらの問題、何の漢字かわかりますか?!

 

ノ レ 点、

かたな(刀)、

かい(貝)

 

 

 

 

貿

 

 

 

ム、月、ヒ、ヒ、

 

 

 

 

 

 

大人でも、わからなくて、盛り上がります!

 

外出時、長男とだけは、よくぶつかるのは、なぜ!?

他人の行動を予見しながら、空間を作るのが苦手?

小5になった最近は少ないですが、小3くらいまでは、一緒に出掛けると、やたらぶつかることがよくありました。

 

例えば、私がまっすぐ一定のペースで歩いているのに、急に前に出てきてぶつかることがしょっちゅう。

そもそも、長男は、興味ある方向にふらふらっと歩くタイプなので、直進する母の分の空間を空けて曲がってくれなかったりします。例えば、途中に工事現場があったりしたら、ふらふらっと道を横切って、工事現場の建設計画の看板をじーっと見ているわけです。

 

特に、困るのがベビーカーを押しているときです。

ぶつかりそうになることが多く、こちらがよけてばかりさせられるので、疲れます。母、イラっとするのです。

 

ちょっと混雑ぎみの雑踏では、他人とよくぶつかっていました。

子どもだったから、大目に見てくれることもありましたが、ときには、怒られていることもあったようです。

 

 

特に、自転車での移動はハラハラさせられました

特に、自転車での移動はハラハラさせられました。

相手の自転車を避けたり、歩く歩行者を避ける方法が、よくわかっていない様子でした。

 

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たまたま、川沿いのマンション住まいなので、川沿いの遊歩道を自転車で走らせることが多く、交通事故になりにくい環境だったのがラッキーでしたが、交通事故を起こしていた、ぶつかっていたとしてもおかしくないと思います。

 

 

発達障害のお子さんは、交通事故に遭いやすいのでは?!

交通事故に遭うお子さんは、もしかしたら、発達障害のお子さんが多いのではないかとさえ思います。

 

とにかく、生まれつき、空間認知力が弱いんです。

だんだん経験で避け方がわかってくるようですが、その経験を積むまでに何か事故が起きやすいのではと思います。

 

 

なぜだか地図を読むのがうますぎる

ただ・・・ここが謎!!

 

長男は、幼いころから地図を読むのがうますぎるんです。あと、何時間も地図を読んでいます。彼にとって、「地図は読むもの」なんです・・・。

 

地図を見ながら、移動できるし、絶対に迷わない。

もちろん、女子特有の地図の見方、クルクル回すこともしません。

 

地図は、鳥瞰的に読んでいるような感じがします。グーグルマップの3D写真のように、です。(グーグルマップも大好きです)

 

脳内では、地図を読む部分と空間認知の部分は、まったく違うんだろうなと思うのですが、どうなのでしょうか・・・??

 

 

ちなみに、地名を覚えるのも大好き。

都道府県と県庁所在地は、すでに幼稚園の頃には、覚えてしまっていたかと思います。

ちょっとマニアックな読みの市町村「宿毛」とか「川内」とか、大好きです・・・。

ただし・・・書けません!←ここ大事(笑)

 

 

ユニークなこと、発見することがいっぱいで、本当、楽しい日々です。

ドリルは全部マル! 集中力を養うためだけのもの

学習習慣にドリルはさせてた、けれど

学習習慣をつけさせるために、ドリルは1日2ページ(見開き)させていました。

こういう習慣でもつけさせないと、1日も鉛筆を持たない日が続くわけです。

 

母、まじめにきちんと〇をつけ、間違っている部分を、指摘、正しい答えをもう一度、答えさせてました。

これが正しいドリルのやり方だと思っていたんです。

 

 

やる気を失ってゆく長男・・・

ところが、どんどんやる気を失ってゆくわけです。

 

「えー」

「あー」

 

取り組むときは、とても集中して取り組んでいます。

でも、採点されて、間違った箇所を、母親からあーだこーだと言われるので、ドリルをやればやるほどやる気を失うわけです。

 

これは、やり方が間違ってる!

 

集中力重視、採点はしない!

そこで、ドリルは採点はしないと決めたのでした。

 

理由は、1時間にわたって、集中するからです。

 

勉強なんて、しょせん、集中力。

細かい間違いなんて、気にしない。

いつかは、自分が気付くものです。ってか、気づいてくれ。

 

 

母が思っているスピード以上に、長男は成長しているんじゃないかと。

成績、進学、偏差値なんて次元でははかれない成長。

 

そこが大事なんじゃないかと。

 

家事に育児で、なかなか、毎日、中身を見る余裕がないというのも理由ですが・・・(笑)

そこまで母、まじめでない。

 

 

 

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4年生のときのドリル。このころは、まじめに採点をして、間違いを指摘しまくってた。。そりゃ、やる気をなくすわな。反省。

発達障害は遺伝する・・・?!母の第六感は、当たってる!

2歳の次男の言葉が遅い

先日、保育園の先生からお話がありました。

 

先生「次男くんの、言葉の発達のことでお話があるんですが・・・(以下、省略)」

母 (おっと、やっぱりその話、きたよ~!きたきた!)

 

というのも、2歳3か月の次男の言葉が遅く、長男と同じような発達の経過をたどっているんです。

 

<長男と同じこと>

・言葉が遅い

 パンパン(アンパンマン)、カンカン(踏切と電車)のみ。

 

・一つのことに執着しがち

 長男ほどではないけれど、踏切と電車をじっとみつめがち。

 

・友達を交わらない

 一人でじっとしていたい派。

 

<違うこと>

・手先が器用

 食事をほとんどこぼさない。

 

 

これに加えて、ほかに、何か母の嫌な予感がするのです。第六感。

これまで、母のこの「予感」は外れたことがないので、多分、当たっているんです。

そう、当たってる。

 

 

あと、園では、言葉がしゃべれないことで、友達をひっかくというトラブルも見られるそうで、療育センターに相談をするということになりました。

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長男の件で4月にいったん終了した療育センター、またまた、間をあまり置かずに、お世話になるかもしれません(笑)

 

 

遺伝する・・・のは当たり前かぁ!?

顔が似てる、性格が似てるのと同じで、脳の性質も遺伝するのは、当たり前じゃないかな、と。

いいか悪いかという問題じゃなくって、ご先祖様からすご~く頑丈な体をもらっているんだから、そもそも本当に感謝だし、多分、この脳の性質は何兆とあるDNAのほんのちょっと、AGCTのちょっとAとTが気まぐれにひっくり返ってる、そんなレベルのものの遺伝じゃないかとも思ったりします。

 

ま、今後、ADDやら、LDやら、何やらいろんな用語を宣告されても、「ま、いっか!」と、どーんと待ち構えることに決めたのでした。

 

 

次男よ、母は二度目だから、もっと近道で、導いてやるぞ!!

ふせんクイズ(3)

連絡帳以外にも、算数や国語のノートでも使うといいかもです・・・!

 

長男は、ノートを一切、使いたがりませんでした。

机に置いて、手にもって開ける習慣づけになるかもしれません。

算数くらいは、少しは書くようにはなりました。

 

 

おとうと(7か月くらい?)はどれ?

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離乳食を食べる おとうとはどれ?

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えんぴつは どれ?

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いちごは どれ?

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パンダを あてよう

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NHKスペシャル「発達障害」をみた。母、大絶賛!

発達障害」が、NHKスペシャルで取り上げられてた!

とうとう、NHKスペシャルで、このネタが取り上げられてて、びっくり!

 

これまで「ウワサの保護者会」とか「ハートネットTV」とかでは取り上げられたけれど、今回、NHKスペシャルとして取り上げられたのには、とっても衝撃でした・・・!

 

長男よ、いい時代に生まれたな(笑)

 

 

「そうだよ!」「そのとおりだよ!」「ようやくわかってくれたか!」を連呼

テレビを見ながら、母、

「そうなんだよ~」

「そのとおりだよ~」

「(科学的に解明されてて)やっぱり、そうだったのか!思った通りだ!」

の連呼。

 

特に、読字障害の見え方の部分。

これまで、親として、近くで見ている者として、「脳内はこうなってるんだろうな~」と想像していたのがそのまんまで、共感の嵐でした。

世の中には、読むのが早い子、速読できる子、目と脳の機能がめちゃくちゃ鋭い子がいるのだから、逆にめちゃくちゃ遅い子もいる、というのは、想像に難くないと思います。

 

書くのだって同じ。

速く書ける子がいるのだから、やたら遅い子がいるのなんて、当たり前。

 

ってか、世の中の発達障害をもつ親御さんは、改めて言われなくても、想像でわかってたと思う。

子どもを毎日、見ていれば、わかる。

 

いや~、放送してくれてうれしかったわ~!

BS契約は継続するし、ワンワングッズもまた買うよ、NHKさん!

 

 

取り上げられてた方は、かなり強く出ている方?

取り上げられてた方は、かなり特徴が強くでている方のようでした。

もう、ご本人もかなりお悩みのようで、これまでどれだけ大変だったか、その親御さんも含めて、いろいろ想像をめぐらし、しんみりしてしまいました。

 

途中、マジョリティとマイノリティの議論になっていたかと思うのですが、それもとても共感しました。

今の社会は、マジョリティの人たちの社会です。

マジョリティの人が、マイノリティに「私たちに合わせなさい」というのは、なかなか難しいものです。

 

ついでに、二次障害のことも取り上げられていました。

精神的にこたえてしまっていらっしゃるご本人、ご家族のことを思うと、胸が本当に痛みました。

 

 

 

発達障害は、社会にとって大切な存在!

私は、発達障害は、社会の進歩には大切な存在なんじゃないかと思います。

 

社会は2割、リードする人、牽引する人で構成されてると言われてます(パレートの法則)。会社でも、サークルでも、クラスでも、PTA、保護者会、子ども会でも、そうではないでしょうか。保護者会役員10人が全員、ワンさか意見ばっかする人だと本当に収拾つかないです・・・(涙)

 

つまり、みんなが「普通の人」だと、社会は進歩しないし、保守のままです。

2割、変わった人がいれば、変化・進歩する。

 

そのためには、脳機能が違っていないといけないんじゃないか、と。

 

 

ただ、発達障害は2割ではない。15人に1人(NHKスペシャルで)。

それよか、左ききの出現率(11%)の方が近い。

この数字、何か意味があるのかな?と思います。今の謎です・・・。

 

 

発達障害は、人間の進化かもしれない・・・?!

昔、発達障害の同級生のママさんが、衝撃的なことを言ってました。

 

「私、発達障害は、人間の進化だと思ってるの」

 

そっか!

そういうことも考えられるんだ!!

 

人類の進化の過程・・・。

 

まだまだ脳機能が進化しているということなのかな、と。

 

なんだか、この言葉もしっくりきているんです。

 

 

発達障害」という言葉が広まり始めたのは、この10年くらい。

まだまだわからない部分もあるだろうし、どう対応したらいいのか学校も社会も模索している段階だと思います。

 

今後も、いろいろ、柔軟に考え、柔軟に対応できたらなぁと思います。