発達2児と定型2児。4児の母のつれづれ

4児の母です。子どもたちをどう伸ばすか、育てるとはどういうことか、つれづれなるままに書き綴ります。長男・高専2年(書字障害、のび太)、長女・中3(不安気質な定型、出来杉)、次女・中1(コミュ力高く、情緒安定しまくり定型。ドラミ)、次男・小3(支援級、知的なしASD、バケラッタ)。

ハロウィン(トリックオアトリート)の運営を、長男とその友達らに、まかせてみた

※昔の記事になりますが、下書き状態だったのを公開します。

約30人の子どもたちで、大・トリックオアトリート!

毎年、通学路が同じ同学年のみんなで、トリックオアトリートをしています。
その数、総勢・約30人。きょうだいもいます。

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変装して、各家庭を周り、お菓子をもらうのですが、それだけではつまらないので、「クイズ・スタンプラリー」もしています。
クイズ・スタンプラリーとは、各家庭を回るごとに、1文字ずつクイズの質問がわかるというもの。答えは、ゴール地点でわかります。


また、お楽しみはそれだけではなくって。

年によっては、ヒントをくれる、パパ・オバケがいて、びっくりポイントがあります(警備も兼ねてます)。

また、別の年には、子ども110番になっている、店舗の中に入って、ヒントを教えてもらうということもしました(子どもの顔を覚えてもらうという効果あり)。

 


今年は、5年生。
ちょっとハロウィンらしい、ホラーなことをということで、お墓の側を通ったり、暗闇の畑を通ったりするミッションにしました。

 

 

※ちなみに、一人だけのトリックオアトリートは危ないので、4,5人の男女・学年バラバラのチームで回ることにしています。

 

 

運営、任せた!子どもたちに100%お願いっ!

このイベント、毎年、とっても好評。


子どもたちから、9月末頃になれば、誰かから「今年もやってよ」と督促されます。

 

私自身としては、このイベントは、4人の子育てで、ご近所さんにはとてもいろいろお世話をかけたりしてるので、その日頃の「感謝祭」みたいなもので、4年間、運営してきました。

 

でも、今年は4人の子育てに仕事への復帰もあって、ドタバタ。


ただ、子どもたちは「やりたい!」。


「じゃ、運営の方法、教えるから、実行委員としてやってよ」
となりました。

 

 

結成された「ハロウィン実行委員会」

女子2人、男子2人。


長男と、長男の友達と、昔から知ってる女子2人です。
細やかな女子がいないと、やっぱりダメなので、混成にしました。
しかも、連絡がとりやすい、同じマンションの子たち。保護者さんも、昔から知ってるので、気心が知れてます。


業務はこんな感じ。


<実行委員のお仕事>

1 お名前シール、色画用紙(シート)購入(100円ショップ)

2 サイリウム購入(楽天ショップ)

3 招待文作成(ワードで作成)

4 招待文コピー(コンビニでコピー)

5 各家庭のポストに投函

6 出欠の確認&名簿作成(ポストに投函してもらい、エクセルに入力)

7 チーム組分け(エクセル)

8 地図の作成(鉛筆でグーグル・マップをトレース)

9 スタンプラリー表の作成(ワード&エクセル)

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10 お菓子の数の連絡文書作成(ワード)

11 各家庭のポストに投函
   お名前シール、シートと色画用紙、連絡文書の3つ

12 当日司会原稿の作成(ワード)

13 畑や墓地の地主さんへのご挨拶

14 当日の司会、進行

15 当日の出欠確認

16 ゴール地点での答えの貼り付け


たくさんありますね・・・。

私がしたのは、「クイズの考案」と「答えの印刷」だけでした。

 

これまで、ラインやメールで保護者の方から出欠の連絡をいただいていたのですが、子どもから子どもに出欠の連絡をするさせるので、すべてアナログにしました。

 

あえて、アナログです。

 

 

母、口出しをしない、失敗してもOK

運営を任せるからには、こうすると決めました。

 

・口出しをしない
やり方は教えるけれど、実行委員のやりやすい方法に任せるので、あまり口出ししないことにしました。。

 

・失敗しても、下手でもOK
失敗しても、下手でも、そこから学ぶものの方が多いと思い、暖かく見守りました。

 


もちろん、事前にこれらは、保護者の方にも連絡しました。
・子どもが運営し、こちらもあまり口出ししないこと
・失敗があるかもしれないけど、大目にみてやってほしいこと

 

 

長男は「文字を書くこと」より「パソコン」で貢献

実行委員を見ていて驚いたのが、「自分にできる能力を活かして、組織に貢献してる」ということ。

 

絵を書いたりするのが好きな子は、地図のトレースに。
イデアを出すのがうまい子は、よりよい方法を考えたり。

 

チーム分けの方法は、サッカーが大好きな長男の友だちが、サッカーには独自の対戦相手の組分け方法があるらしく、そのアイデアを出していました。
この子となりたい、この子は嫌だ、となってしまうので、「これだと公平になる」と。

へー、と思いました。


もちろん、長男は、パソコンを打つのが速いから「ワードの文書作成」担当に。
女子たちから「打つのが速いね」と感心され、得意顔でした。

 

 

貢献意欲と、人の役に立つことの幸福感

「自分のどの能力を組織に貢献できるか」ということって、本当に大事。

 

私は、大学時代のゼミで叩き込まれました。

入ゼミ試験が「あなたはどの能力をこの組織に貢献してくれますか」という質問だったんです。

これって、そのまま会社や社会にもあてはまる。

「自分はみんなのために何ができますか」ということなんですよね。

 

あと、たまたまですが、4人という人数もよかったのかもしれません。
怠ける子がいませんでした。平日に作業をしているので、全員が揃うことはありません。もし、怠ける子がいたら、業務が終わらないです(笑)

 

 

さらに、人の役にたつことの喜び、幸せも発見したようでした。

人から感謝されること、友達がイベントを楽しむ様子を見て、嬉しかったようです。

 

学校でも、実行委員だけに、友達から質問を受けたり、逆に出欠の連絡の督促をしたりと、あれこれコミュニケーションしていたようです。
特に、内気な女子の実行委員の子は、学校でいろんな子としゃべるきっかけにもなったのだとか。

 

「来年もする?」
と尋ねたら、
「するー!」
とな。

 

実行委員、来年もよろしくね!!

 

 

※このイベントは、ご近所さんの同級生の自宅を知ることにもなるので、「○○ちゃん宅に行ってくる~」と遊びに行く子どもの居場所が保護者さんにもわかるようになります。地域交流のためにもおすすめです・・・!