発達2児と定型2児。4児の母のつれづれ

4児の母です。子どもたちをどう伸ばすか、育てるとはどういうことか、つれづれなるままに書き綴ります。長男・高専2年(書字障害、のび太)、長女・中3(不安気質な定型、出来杉)、次女・中1(コミュ力高く、情緒安定しまくり定型。ドラミ)、次男・小3(支援級、知的なしASD、バケラッタ)。

大人の「○○したくない」の本当の理由

「何でもかんでも反対」族

子ども4人いると、さまざまな役を引き受けます。
PTA、保護者会、子ども会・・・。

そんな私ですが、発見したことがあります。


それは、「何でもかんでも反対」族がいるということです。


だいたい、そうした会の議決は、全会一致が原則なので、お一人でも反対されるとなかなか議論が進まないのです。

 

反対の方の理由は、この2つです。

 1 大変だ

 2 忙しい、時間がない

 

もちろん、この理由はめっ~ちゃくちゃわかるのです。
ほんとうに。

ただ、「何でもかんでも反対」族は、どんなものも反対にとどまるだけで、次に「どうすればいいか」がないのです・・・。


大人の「○○したくない」の本質

先日、そうした方と、雑談する機会があり、その反対の本質はこれもあるのではないかと思いました。

 

 


ワード&エクセル

 

 

そう、「パソコン」を使い切る技能なのです。

 

 

最近の引き継ぎ資料は、USBだったり、オンラインストレージにあがっているワードやエクセルの資料です。

会計はエクセル、文書はワード。引き継いで運営するには、この2つの技能は必須です。

そして、同時にこれらをあまり使わない方には、すごくストレスになっているんじゃないかと思うんです。

 

 

例えばですが。
もし、前年の方が「ワード&エクセル」がすごくデキる方であれば、データがすごく複雑なものになります。

例えば、引き継ぎデータのエクセルに関数が使ってあったり、ワードも複雑な罫線やら表があったりします。

デキる方は効率があがるので、すべてよかれと思ってやるわけですが(実際に、間違いがないし、効率がいい)、ワード&エクセルが初めての人には、逆に効率が悪く、かつ、ハードルが高くなってるわけです。



ここで、素直に「できない!」と開き直ってくだされば、誰かが代わってくれたりするものなのですが、そういう方はたいてい、とても責任感がり、真面目な方だったり、また、さまざまな複雑な感情もあったりします。
つまり、素直に言えないわけです。

そして、それがストレスとなって、果ては「嫌です」「反対」というとてもストレートな言葉になっているんじゃないかと・・・。

 

 

子どものうちから、考えさせておこう!

そう考えているうちに、ふっと頭をよぎたんです。

 

 

これって、学習障害に当てはまる!

 

 

こんな感じ。


「書けません」

「計算できません」

  ↓

ストレス

  ↓

「嫌です」

「反対です」

 



これは、もう子どものうちから「なんでだろ」とか「どうすればいいかな」を考えるトレーニングをさせるしかないな、と。


ときには他人に甘えさせてもらって、他人に頼ったりすればいいですし、他の方法を考えたり道具をうまく使い分けたりすればいいわけです。


 

もちろん、我が身にもいろいろあてまはります。仕事やらいろいろで。
無意識的にしてることもあると思います。

とにかく、自分の発言している言葉の裏には何があるのか・・・自分を客観的に見るのはとても難しいです。
ですが、ふとしたときに、思い起こしてみよう、そう思ったのでした。

 

 

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