発達2児と定型2児。4児の母のつれづれ

4児の母です。子どもたちをどう伸ばすか、育てるとはどういうことか、つれづれなるままに書き綴ります。長男・高専2年(書字障害、のび太)、長女・中3(不安気質な定型、出来杉)、次女・中1(コミュ力高く、情緒安定しまくり定型。ドラミ)、次男・小3(支援級、知的なしASD、バケラッタ)。

渋谷って、色数が多いな・・・目がチカチカしてしまう人の気持ちを想像する

NHKスペシャル「発達障害」から思っていること

あの番組がすごかったのは、当事者の方の認知・感覚を再現したことだったと思います。

 

今年の4月。

2年ぶりに、渋谷・道玄坂を歩いていました。

 

思ったこと。

 

「渋谷って、色数、おおすぎ!」

 

ピンク紫、オレンジ・・・。

さらに、電飾をつけた看板でチカチカ。

車・街行く人さえも、色数が多くて、色だらけ。

 

CDやドラマの宣伝カーなんて、まぶしすぎる!

目立ってて、宣伝効果はバッチリ。

 

街はキラキラ・色とりどりだなあと思ったんです。

 

 

私の田舎は、周囲が山。山。山。

なので、普段、見る色は、、そして黒色灰色程度。

渋谷のそれとは、目に入る色数や光が違います。

 

とにかく、渋谷はものすごい色や光が多い。

 

祖父母がいた、ひと昔前なんて、集落には、カラフルな看板なんてなかっただろうし、電飾なんてなかった。

着ている服もそれほどカラフルなものではなかったと思います。日常は、農作業の砂埃で汚れがちだったんじゃないかと。

 

明治時代の白黒写真なんて、道路は舗装されてないから、風が吹けば、土が舞うし、周囲は茶色とか緑、青でいっぱいだろうなって思うんです。

 

何が言いたいかというと、

視覚過敏な人は、都市に住むのは大変なんだろうな、

ということ。

 

 

妊娠初期は「嗅覚過敏」だった・・・街はニオイもいっぱい!

4人とも、妊娠初期の2か月ほど、嗅覚がとっても敏感でした。

 

・下の階の方の夕飯メニューが何となくわかったり

・風向きで車の排気ガスに反応

・電車の人の、柔軟剤のメーカーが何となくわかる

 

ほんの一時だったのですが、嗅覚過敏というものを体験しました。

 

 

それに、つわりもあって、渋谷が本当に苦手でした。

渋谷は、どこに逃げても、臭う街でした。

  • 道路付近は、排気ガス
  • 電車は、何かの化学臭(体臭よりもこっちが強い)
  • エレベーターは、マットからの化学臭(カビ臭・体臭はしない)
  • 通りは、料理の臭いだらけ

 

特に、料理のにおいについては、一つひとつのお料理がわかりましたし、風向きで数歩歩いたらら臭わないかなと、スタスタ逃げるのですが、逃げたらすぐに別のにおいに出会ってしまって、もうどこも逃げられませんでした。

 

もし、犬だったら、臭いだらけで頭が混乱してしまうかも、と犬に同情してみたり。

とにかく、あの状態が一生続くと、大変つらいなと思ったのです。

 

 

妊娠初期の妊婦の場合、赤ちゃんの一番大切な臓器を作っている期間なので、本能的に感覚過敏になって、本能的に危険な場所から早く逃げるようになってるのかと思います。

 

いっぽう。

感覚過敏の人の場合、太古の人間にとっては、もしかしたら、そういうタイプの人が集団に1人でもいることで、いち早く危険から逃れられたり、食料が手に入りやすかったのかもしれません。

 

 

感覚過敏な人もいれば、感覚鈍感な人もいる・・・?

主人は、高音域の音を、とても嫌がります。例えば、

 

・ジリリリ・・・の昔ながらの目覚まし音

・電子機器の「ピー」

・へたくそなピアノ

 

でも、私は平気

私自身、ピアノは苦手だったし、あんまり、音楽には興味がないし、音に鈍感です。 敏感な人がいるのだから、逆に鈍感がいてもおかしくないと思います。

 

 

とにかく、感覚は人それぞれ違うのだということ。 

 

発達障害って何なんだろう・・・と考えるのでした。