発達2児と定型2児。4児の母のつれづれ

4児の母です。子どもたちをどう伸ばすか、育てるとはどういうことか、つれづれなるままに書き綴ります。長男・高専2年(書字障害、のび太)、長女・中3(不安気質な定型、出来杉)、次女・中1(コミュ力高く、情緒安定しまくり定型。ドラミ)、次男・小3(支援級、知的なしASD、バケラッタ)。

得意なものを伸ばして、不得意をカバーさせる

「得意なことを伸ばす」という、本当の意味

 

よく、発達障害の子をもつ親へのアドバイスとして、

「好きなもの、得意なことを伸ばしてくださいね」

というものがあります。

 

私も、先生やら支援コーディネーターさんらから、本当、いろんな方から言われました。何度も。

 

それを聞いたとき、

「えー、じゃあ不得意なことはこのまま置き去りなんかい!」

と思っていました。何度も。

 

大人の感覚でしたら、「漢字が書けないのであれば、漢字ドリルをすればいい」という発想が普通かと思います。例えば、こんな感じ。

  • 九九ができなかったら、九九カードをする
  • 作文が書けなかったら、起承転結を教える 

・・・

 

これが大人の解決法。問題解決のための最短ルートだと思います。

仕事でもこうした方法で解決させてる方は、多いのではないでしょうか。

 

でも!

どうやらそうではないんだと、この2年でわかりました。

 

 

好きなことをすると、不得意なことも一緒に伸びる

 

子どもの世界は違っていて、いろんな能力が網の目のようにつながっていることに気づきました。一つが伸びると、つられるように、他の能力も伸びているのです。

神経細胞が互いにいろいろつながっているせいだからかな、これまで「あ、何もやってないジャンルも伸びてる!」という経験がいくつかありました。

 

例えば、

大好きなルービックキューブの回転記号を覚える

 →文字の読み飛ばしが少しづつなくなってきたような気がします

 

お気に入りの天体写真を雑誌に投稿させる

 →投稿する行為自体が「作文」。撮影した感想とか、撮影方法とか。

 

プログラミング・スクラッチで作ったゲームを公開するために、ゲームの説明文を書く

 →これも立派な作文。説明文。

 

学校で鉛筆が苦手でも、作文が書けずとも、自分の好きなことをするためは、どうしても通らなくてはならない関門なんです・・・。

つまり、好きなことをするためには、自然に身につけなければならないわけで。

 

一石二鳥!!

 

そこで、自分も10代のときにそうした経験があることに気づきました。

例えば、

・数学しか勉強してないのに、いつの間にか何もしてない国語も伸びていた

・スポーツばっかりしていて疲れてても、逆に記憶力があがってる

 

いろいろ連動してるんですね。

 

 

得意なことを極めるには、いろいろ勉強しなくてはならないことに気づく

得意なことを極めるには、いろいろ学ばなくてはならないことにも気づいてゆきます。

 

例えば、プログラミングのスクラッチ。英語がときどき出てくるんです。

クラッチ事務局からのメールも、全文英語です。

 

「お母さん、これ何て読むの?」

 

・・・4児の母、いちいち構っていられません。

 

「知らない、自分で辞書か何かで調べて~」

 (2歳のおむつ交換中)

 

というわけで、自分で勉強し始めました。極めるには、そうするしかないんだと思います。海外の有名スクラッチャーの作品もみたいそうなので、ゲームの説明文を読んだり、コメントも英語で書かなくてはなりません。

 

そういえば、本来、勉強とはそうしたものですよね。知りたいことを知るには、まず手段を学ばなくてはならないんです・・・。

 

好奇心こそ、成長の原動力。

人間みんな、そうした生き物なんだろうなと、長男を見ていて思います。

 

 

不得意なものは、いったん忘れる、

得意なものを伸ばす、

子どもの好奇心こそ、成長の原動力。

 

 

 

いろいろ母として勉強させてもらっています。

 

 

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ルービックキューブは、書字障害の子にはおすすめかも?!

一度、チャレンジしてみる価値あり、です!!